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  • 執筆者の写真KJ Sunada

3倍以上のご応募をいただきました。受講者選定ポイントについて。



長崎で起業するというテーマで人は集まらないだろうという関係者の下馬評にもかかわらず、定員に対して3倍を超えるご応募をいただきました。

ご応募いただいた方、情報の拡散をいただいた方、サポートいただいた方、大変ありがとうございました。


ご応募いただいた動機について、全件、丁寧に読ませていただきました。500字を超えるような熱い志望動機をいただいた方もいて、胸が熱くなりました。しかしながら、定員数を目一杯引き上げてもスペースの問題、運営の問題等々で、泣く泣く選定をさせていただかざるをえず。

今日は、選定にあたって考慮したことを共有いたします。



<大前提>

今回は、1年で起業するチームを輩出することを一旦のGoalと置いています。

しかも、上場企業を目指せるような起業家を輩出することです。

1回目ですから、その起業家はロールモデルになってもらわなければいけません。


この大前提に沿って選定しておりますので、選定させていただいた結果が合格とか不合格という類のものではありません。テーマに沿ったタイミングであったかどうかだと捉えていただければと思います。



<選定のポイント>

大きく3つです。


1. 趣旨との整合性「スタートアップの機運を創る」

「スタートアップの機運を創る」を本年度のミッションとし、そのために本プロジェ クトを通じて起業したこと、その起業家がロールモデルとなりえるポテンシャルを感じることが大事だと考えています。


そのため、すでに起業されている方は優先度を下げました。起業することを本年度のGoalと置いているのに対して、すでに起業されている方は、本プロジェクトの観点でいくと、すでにGoalに到達されているためです。


また、「機運を創る」ために重要視したのは受講者の多様性です。より多くの人に手触り感を持って知っていただきたいと考えているため、できるだけ「身近な人で起業した人がいるよ」という状態をつくりたいと考えています。そのため、さまざまな世代、さまざまなバックグラウンドからご参画いただき、一つでも多くのコミュニティにつなげたいとのバイアスをかけました。具体的には、例えば、年齢層は幅広く分布するように調整しました。



2. 起業家として本気の募集であるか

経歴と志望動機を拝見し、スキルセットのバランスをとって選定したため、これは結果論なのですが、「1年後に起業している自分を想像できますか?」との質問に対して、5段階の回答のうち、受講決定者は全員が4 or 5と回答していました。


実際に、今の自分が起業家として歩むイメージを持てているかどうかは、そのまま志望動機に現れていたと感じます。

具体的に考えているから、すでに起業家になるイメージがあり、アイディアがあり、それをブラッシュアップしている状態の記載が見られました。文字数が長くなってしまうのは至極当然です。「起業家は話が長い」というのは良くも悪くもよく聞く話ですね。また、(私の価値観や経験による)内容の良し悪しは今回検討対象とはしておりませんので、アイディアが素晴らしいと私が感じたかどうかは関係ありません。パッションをより具体的に記載されている方を選定していたら、結果として起業家のマインドセットをすでに持っている方が選定されていたということですね。



3. 基本的な記載を当たり前にキチンと満たしてほしい

住所をきちんと記載いただけていない方、名前が正確でない方は検討対象から外しました。

大雑把な起業家もおりますし、そういったアプローチもあるとは思いますが、相手のことを考え、必要な事項を読み取り、的確に返すというのは、同時に多くのことを少ない人数でこなさなくてはいけないスタートアップを率いる起業家として、キチンとしていて欲しいと思っています。


スタートアップは一つの失敗が致命的なことがままあります。失敗してもいいのですが、すぐにリカバリーできるものでなくてはならず、失敗もケースの一つとして想定していなければならないと私は考えています。ある意味、成功する起業家は失敗することがありません。すべて想定の範囲内になるほど思考を巡らせており、想定していないことが起きると即座に倒産に結びついてしまうからです。

そういった意味では、些細な質問一つではありますが、瞬時に意図を理解し、短時間で適切かつ正確にアウトプットしていただきたいですね。




色々と書きましたが、私たちKabuK Style もまだまだ駆け出しな状況ですから、何が正しかったかは、未来になってみないとわかりません。

現時点では、少なくとも、長崎の未来を切り開くために、寝食を忘れ、何かを得るために何かを捨てることを恐れない特異な生物が一つでも生まれ育つ機運を、長崎の地に創っていく仲間でいられたらなと思っています。



KJ

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